住まいには持ち家か賃貸か
どちらがメリットがあるか
考えてしまう時があります。
まず持ち家ですが始めがきつく、
老後がラクです。
住居の購入には、
一括で支払う方法と
住宅ローンを組む方法があります。
一括で数千万円を支払える人は
基本的にはいないので多くの人は
住宅ローンを利用することになります。
多額の頭金を用意し、さらに
毎月のローンの支払いがありますので
十分な資金と安定した収入が
条件となります。
苦労せず借りられる賃貸と比べると
最初のハードルが高いので、
購入に踏み切れない人もいます。
しかし住居を購入してから
年月が経つほど、支払いによって
ローンの元本も減り完済すれば
一気にラクになるという利点があります。
また、中古マンションを
リノベーションして購入するなど、
コストを抑えて購入する方法もあります。
さらに、国による
住宅ローン減税が受けられますので
少し負担が軽くなります。
賃貸の場合、
始めがラクで、老後はきついです。
毎年の住居にかかる費用は、
年収の25%以内が理想的です。
住居費の占める割合が低いほど
余裕のある暮らしが出来るからです。
働いているうちは収入があるので
満足のいく住居に住めるでしょう。
しかし年金生活を迎えたとき、
家賃が年金収入の25%を
オーバーする人もおられます。
そうなった場合、
余裕のある生活も困難になります。
家賃が生活費を圧迫すれば、
ランクを落とした物件に
移り住むことになるかもしれません。
ただ、独身なので
広い住居でなくてもいいという人や
住居の快適さにはこだわらない人などは
家賃を大幅に安くすることも可能なので
賃貸でも金銭的に問題はありません。
持ち家のメリットとして
自由にリフォームすることができます。
持ち家の場合は、
手すりをつけたり段差をなくしたりと
安全のために
室内を改修することが出来ます。
何らかの身体的な障害があったときでも
その状態に合わせて、
自分が動きやすいよう自由に
リフォームすることが可能です。
老後を過ごしやすい
中古マンションを購入して、
住みやすいように
リノベーションするというのも
現在はスタンダードになりつつあります。
賃貸の場合はオーナーにもよりますが
リフォームは原則禁止です。
最近では高齢者向けの賃貸も一部ありますが
価格・場所・広さ・間取りなど
限られた物件の中から
選ばなくてはならないので、
自分の希望する住居が
見つからないことも考えられます。